栄養素辞典

当ブログで紹介している栄養素に関してまとめたページです

クロロゲン酸(ポリフェノールの一種)

コーヒーと言ったらカフェインですが、実際にはカフェインの量よりもクロロゲン酸の方がコーヒーに含まれている割合は多いです。コーヒーの特徴とも言える褐色、苦味などはこのクロロゲン酸がもとになっています。 クロロゲン酸はコーヒーポリフェノールというあだ名を持っており、コーヒーに多く含まれています。割合としてコーヒーの5%~10%がクロロゲン酸です。コーヒー以外には、ナスやゴボウといった野菜にも含まれています。 余談ですが、クロロゲン酸の「クロロ」とは「緑」という意味であり、理科の時間に習ったクロロフィル(葉緑体)と同じ語源です。クロロゲン酸も緑がかった色をしているとのことです。

クロロゲン酸は熱に弱いためコーヒーでとるなら

クロロゲン酸を摂るなら浅煎りコーヒー

クロロゲン酸は焙煎をすればするほどコーヒーに含まれる量が少なくなっていきます。ですので、コーヒー生豆の状態が最も多くのクロロゲン酸を含んでおり、深煎りよりの浅煎りのコーヒー豆の方がクロロゲン酸は多いです。

イタリアンローストなど深煎りのコーヒーではクロロゲン酸が10%ほどしか残っていないと言われています。またインスタントコーヒーよりもドリップコーヒーの方がクロロゲン酸は多いことが知られています。 このように、コーヒーにはカフェインだけではなくクロロゲン酸も多く含まれており、それが身体に与える効果には大きな期待がよせられています。

ポリフェノールとは何か

クロロゲン酸はポリフェノールの一種と言いましたが、そもそもポリフェノールを知らない人も多いかと思います。ポリフェノールとはひとことで言うと、植物が光合成を行う際に作り出す抗酸化物質のことを言います。 コーヒーだけでなく、お茶のカテキンや赤ワインのアントシアニンなどもポリフェノールであり、5000種類以上のポリフェノールがこの世には存在します。コーヒー1杯に約280mgのポリフェノールが含まれていると言われています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました